夜の青い光がもどかしい


そんな薄明かりじゃ何処にも歩いてはいけないのに



黒い静かな波音がもどかしい


もっと派手に飛沫を上げてくれたなら



ハラハラ落ちる木ノ葉達が

しんしんと降り積もる雪たちが

当たり前みたいに動く時計の針が



今の私には似合いすぎて　


辛いよ




心と裏腹に穏やか過ぎるシーンばかりで

素直に身を任せて酔いしれるみたいに


噛み締めながら情景の思惑通りに泣くなんて


辛いよ　辛いよ

辛いよ　辛いよ


月明かりや海の優しさや


木の葉とか雪とか時計の針とか


溢れる涙でみてられないよ